JESD 日本うつ病就労移行支援協会

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2018-07-05

ところで、うつ病ってどんな病気?

こんにちは!JESD蒲田の支援員、藤本です。

 

早くも梅雨が明けてしまいましたね…。連日の暑さで体調を崩されていませんでしょうか。

 

私の家は早くもエアコンがフル稼働です。電気代の請求書を見るのが今から恐ろしいです…!

 

さて今回は、うつ病を抱えている私の体験を交えて、「うつ病ってどんな病気?」という解説をしたいと思います。

 

 

実は、明確に「あなたはうつ病です」ということが言えるわけではない

 

最初からややこしいタイトルでごめんなさい!

 

私が最初に精神科に行ったとき、最初に渡されたのは質問が沢山書かれた紙でした。

 

その紙に、自分の状態に当てはまるか当てはまらないかを何十項目もマークしていきます。(これが体力のないうつ病の身には大変こたえるのですが…)

 

すると、結果を見てお医者様にはこういわれました。

 

「うつ病として治療していきます」

 

ん?「うつ病なので治療していきます」じゃないの?

 

と思われるかもしれませんが、実はこれが正しいんです。

 

うつ病などの診断は色々と基準がありますが、特に最初の段階では、本人がどう感じているかをシートに書いたりお医者様に話したりして、どの程度うつ病の症状に当てはまるか?を見るしかありません。

 

自己申告なので、症状があっても本人が自覚していないことは見つけることができません

 

例えば本当は躁うつ病の方ですが、躁の状態を「自分の普通の状態だ」と思っているために「躁」の状態がお医者様に伝わらず、「躁うつ病」でなく「うつ病」と診断されるということがありうるのです。

 

私もひょっとすると躁うつ病で、「元気だ」と思っている今の状態が実は「躁状態」だった…なんてことがあるかもしれません。

 

うつ病として治療をしていて、症状が落ち着いているので「うつ病だろうな」と考えているだけのことです。

 

現在の医療では、うつ病かどうかはCTや血液検査のように客観的に数字が出てくるものではありません。

 

そのため、はっきりと「うつ病なので治療をします」とは言えないのです。

 

うつ病って、どういう症状が出るの?

 

さて、そんな診断の難しいうつ病ですが、次のような症状が長期間にわたって出てくることが多いです。

 

・気分が憂鬱だったり、楽しかったはずのこともやる気が起きない、といった状態が毎日、朝から晩まで続く。

 

・食欲がなくなる。もしくは食べ過ぎる。

 

・眠れなかったり、逆に寝すぎてしまう。

 

・すぐに疲れてしまい、何をするにもおっくう。

 

・考えがまとまらず、集中できない。

 

・自分は価値のない人間だと考える。

 

・何度も死にたいと思う。

 

他にも肩が凝ったり頭痛がするなど、体に症状が出てくることもあります。

 

そして、これらの症状が原因で「社会生活に支障が出て困っている」ということも重要です。

 

※今挙げた症状が出たからすぐにうつ病、ということではありません。他の病気の可能性がないかなど、お医者様が総合的に診断して、「うつのようなので、うつ病として治療する」という判断になります。

 

うつ病の具体的な症状:支援員藤本の場合

 

まず前提ですが、これはあくまで私に限った話ですので、他の方には全く当てはまらない可能性があります。その点はご了承ください。

 

私の場合はどうだったかお伝えしてみると、一番ひどかった時は何もないのに常に涙が出るという状況でした。

 

精神科にかかり始めたころ、まだ薬の量の調整の途中で調子が悪かったのですが、連休に入ってしまいお医者様にかかれない…ということがありました。

 

その時は何かで気を紛らわせないと涙が出るので、ひたすら部屋を掃除・片付けするという方法でなんとかしのぎました。

 

ただ、すぐ疲れてしまうので、途中で眠ったりしながらの作業です。むしろ、作業時間の半分以上は寝ていたと思います。

 

今思うと相当疲れやすかったんだな、と思うのが、30分車に乗っただけでへとへとになっていたことでしょうか。

 

もちろん運転していたわけではありません。助手席にぼーっと乗っているだけなのですが、それでも疲れてしまうんです。それくらい体力がありませんでした。

 

あとは、ずーーーーっと死にたいと思っていました。「死にたい」が私の日常でした。

 

私はそうだったのですが、こういった「希死念慮(=死にたいと願うこと)」が当たり前になっていて、それが普通のことだと思っている方、いらっしゃると思います。

 

実はそれ、異常なことなんですよ!

 

心が元気な方は、「死にたい」なんて日常で思ったりしないそうです。びっくりですね!

 

私は初めてそれを知ったとき本当に驚きました。人は普通に「死にたい」と思うものだと思い込んでいたのです(あれ、そう思い込んでいたのは私だけですか??そうだといいな…)。

 

私も今はよっぽどのことがない限り「死にたい」とは思いませんが、以前は

 

「みんなは優しいから私のこといい人だって言ってくれるけど、本当の私のことを知らないから言えるんだ。私は生きている資格がない。」

 

と、生意気なことを本気で思っていました。死にたいというより、死ななければいけないのに生きている罪悪感でいっぱいでした。

 

いや、人間の価値ってそういうことじゃないんだけどな…と、今なら思えるのですが、うつ病の最中は思考力が落ちるので、視野が狭くなるんですよね…。

 

そんな状況だったので、無事(?)うつ病と診断され、治療が開始されたのでした。

 

どうしてうつ病は起こるのか?モノアミン仮説って何?

 

さて、ストレスが原因で、慢性的に気分が落ち込んだり、何もする気になれない状態が続くのがうつ病らしいということは上で説明した通りですが

 

こういった症状を引き起こすうつ病は、どうして起こるのでしょうか?

 

実は、このブログを書いている時点では、うつ病のメカニズムはよくわかっていません

 

うつ病、よくわからないことだらけじゃん!!じゃあどうして治療ができるんだよ!!

 

…と思うのですが、世の中にはそのメカニズムのよくわかっていないうつ病に対して何故か効く、「抗うつ剤」というものがあります。

 

抗うつ剤がどのようなメカニズムでうつ病に効くのか?を説明する際に挙げられる「仮説」に「モノアミン仮説」というものがあるので、ご紹介しようと思います。

 

<モノアミン仮説>

 

私たちの脳は沢山の神経細胞同士が情報のやりとりをしていますが、その情報のやりとりは、「神経伝達物質」を介して行われます。

 

「モノアミン」とはその「神経伝達物質」の一種で、ノルアドレナリン・セロトニン・ドーパミンなどがあります。

 

抗うつ剤は、これらの「モノアミン」の量を調整する役目を果たす薬だと言われています。

 

その「モノアミン」を調整する薬がうつ病に効果があるということから、うつ病は、ストレスがかかって「モノアミン」の量や働きが正常でなくなることで、やる気が起きなくなったり、気分が落ち込んだりといった「うつ」の状態につながるのではないかという「仮説」が「モノアミン仮説」です。

 

私が最初に処方された抗うつ剤は「SSRI」という種類のお薬でしたが、このSSRIは神経間にある「モノアミン」のうち、セロトニンの濃度を増やす効果を発揮するよう開発されたお薬です。

 

また私が現在服用している「三環系抗うつ剤」は、最初に抗うつ作用が確認された薬です。この薬に神経間の「モノアミン」を増やす効果が後から見つかったことから、SSRIなどの開発に結びついたそうです。

 

 

私の場合、飲むと身体が動くようになるから、という理由で抗うつ剤を服用しています。

 

身体が動かない→仕事に行けない→自己嫌悪→体調悪化→更に身体が動かない→…

 

という無限ループに陥るのを防ぐことが、私が社会生活を送るうえで最も重要だと思うからです。

 

病気や薬と上手に付き合って、少しでも質の高い毎日を過ごしたいものですね。

 

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