JESD 日本うつ病就労移行支援協会

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2018-05-08

セルフケアって必要なの?セルフケアシートって何?JESDがセルフケアを重視する理由

こんにちは、JESD蒲田の支援員、藤本です。

 

今回は「セルフケア」についてお伝えします。

 

JESDでは「セルフケア」を重視しています。

 

それはいったいなぜなのでしょうか?

 

精神障害を抱えて仕事をするために絶対に必要な「セルフケア」

 

私、藤本はうつ病を抱えて仕事をしています。その中で一番難しかったのは、自分の体調のコントロールです。

 

うつ病は朝が一番症状が重いと言われています。私もそうでした。

 

朝起きて、体が重く起き上がれない。始業時間は刻々と近づいてきます。

 

私の場合、うつの調子が悪い時には電話をすることも一苦労でした。

 

携帯を握りしめて、始業直前にようやく「休みます」という連絡をする。「ああ、今日は連絡できたな」と少し安心する。

 

もし連絡ができなかったら?

 

それは社会人が最もやってはいけない 「無断欠勤」 です。

 

無断欠勤をせずとも、仕事を休みがちになってしまうと、周囲からの信用を失います。

 

そして「休んでしまった」という罪悪感で、休んで調子が良くなるどころか悪くなってしまう…。

 

こうなると、もうどうしようもありません。

 

「セルフケア」とは、そのような状態になる前に、自分の体調を自分でコントロールすることです。

 

「体調管理も仕事のうち」とはよく言われますね。社会人としては「毎日通勤するために体調を管理する」ことは必須のスキルです。

 

ですが、精神障害を抱える方はそうでない方と比べると、「毎日安定した体調でいる」難易度が非常に高くなります。

 

それはそうですよね。うつ病・躁うつ病・統合失調症…そういった「不安定になりやすい疾患がある」から精神障害なのです。

 

それでも、仕事をしようと考えるなら、体調管理は必須です。

 

難易度の高い体調管理に、どう立ち向かっていけばよいでしょうか?

 

そのためにJESDが用意している武器が、「セルフケアシート」です。

 

「セルフケアシート」って?毎日1分で体調の波を見える化する!

 

「セルフケアシート」とは、自分の日々の調子の変化を記入していくことで、「どういう時に自分の調子が悪くなるのか?」がわかるという、体調のコントロールに苦労してた私には夢のようなシートです。

 

 

↑セルフケアシートの例を載せてみました!

 

セルフケアシートは上の図のように、縦に日付が並び、横に「自分の体調のサイン」が並んでいます。

 

毎日このシートを見て、当てはまる自分の状態の部分に「〇」を記入していきます。

 

体調のサインは「良好サイン」「注意サイン」「悪化サイン」に分類されていて、どのサインが多いかで自分の状態がわかる、という優れものです。

 

良好サインの例:よく眠れる・食欲がある・プラス思考・人の輪に入れる など

注意サインの例:二度寝する・不安になる・マイナス思考になる・言葉数が少なくなる など

悪化サインの例:息苦しい・面倒くさい・放っておいてほしい・人の気持ちが理解できない など

 

例を挙げましたが、その方によって「どのような状態が良好・注意・悪化サインなのか」は全く異なってきます。

 

うつ病の方では「元気に動ける」が「良好サイン」でも、躁うつ病の方の場合は元気すぎると「躁状態」の可能性があるため、「注意サイン」に入れるなど工夫が必要です。

 

また、ずっと「だるい」という方でも、毎日同じくらいの強さで「だるい」と感じているわけではありません。そういう場合は、その日の「だるい」の強さが〇%かをシートに記載していただくこともあります。

 

その利用者様によって障害の状態は全く違うため、オリジナルの「セルフケアシート」を作り上げていく必要があるのです。

 

JESDでは、利用者様の日々の調子を見ながら、「どのような項目を作れば利用者様の状態がわかるか?」を一緒に考えていきます。

 

利用者様に合った「セルフケアシート」ができると、自分が「ケアすべきポイント」がわかる!

 

こうして作り上げたセルフケアシートを見てみると、月曜日がつらい、週の後半は調子が上がらないなど「どういうときに自分の調子が悪くなるのか」がわかるようになります。

 

またセルフケアシートの備考欄には、体調が悪化してしまった際にはその原因を記載していただいているため、何が原因で体調が悪くなったかも一目瞭然です。

 

そうすると、今度は「どうすれば体調が悪くならずに済むのか」がわかってきます。

 

日常生活で、食事や睡眠、人とのかかわり方はどうすればいいのか。

 

事業所や職場で、休憩や気分転換をどうとればいいのか。

 

「どうしようもないほど調子が落ち込む前に、自分で気づいて対処ができる」

 

これ以上、うつ病を抱えて働く人にとって頼りになることはありません。

 

就職してからが本番!「セルフケアシート」で体調を上司と共有

 

「セルフケアシート」は、JESDに通っている間だけ使える、というわけではありません。

 

むしろ、就職してから威力を発揮するのが「セルフケアシート」です。

 

その理由はなぜでしょう?

 

企業は、障害者雇用で障害者を採用すると、障害者が働きやすいよう「合理的な配慮」をしなければなりません。

 

精神障害の場合ですと、休憩が取りやすい部署に配属する、業務量を調整する、場所を変更するなどが「合理的配慮」となります。

 

(もちろん大前提として、障害者側が一企業人として会社に貢献した上での話ですよ!)

 

ですが、精神障害は他の障害と比べると「本人の状態が外からはわからない」という特徴があります。

 

いったいどのような配慮をすればいいのか、企業の側から推し量ることができないのです。

 

本人がうまく自分の状態を伝えて、「このような配慮をしてほしい」と言わなければなりませんが、それ、かなりハードルが高いですよね。

 

ところが、セルフケアシートを見せれば、今の体調がどうなのか、上司にも一目瞭然でわかります。

 

またセルフケアシートを使って定期的にコミュニケーションをとることで、配慮を求めやすくなります。

 

配慮を求めやすくなるということは、働きやすい環境が整うということです。

 

働きやすければ、長く働くことができますよね。

 

そこが、JESDで「セルフケアシート」を重要視している理由です。

 

「セルフケアシート」をどうやって習慣化するの?

 

とても優秀なセルフケアシートですが、毎日つけるとなると少し面倒、と感じる方も多いかと思います。

 

JESDでは、来所された際と帰られる際に、利用者様には必ずセルフケアシートをつけていただきます。

 

そしてただつけていただくだけでなく、JESDの支援員と一緒に、調子の良いときや悪いとき、セルフケアシートを使って原因を考えたり、チェック項目を変えるなどセルフケアシートのブラッシュアップを随時行います。

 

また個別に、セルフケアシートを用いた1ヶ月の振り返りも必ず行っています。

 

そうすることで、利用者様に着実にセルフケアの方法を身に着けていただけるのです。

 

 

ここまで、JESDで使用している「セルフケアシート」の説明をさせていただきました!

 

いかがでしたでしょうか?

 

ご興味がありましたら、ぜひ、JESDにご連絡くださいね。

 

 

 

JESD蒲田

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↓JESD蒲田への行き方は、下記ブログ記事をご参照ください。

JESD蒲田ってどこにあるの?JR蒲田駅・京急蒲田駅からの行き方