JESD 日本うつ病就労移行支援協会

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2018-04-01

就労継続支援B型利用からJESDに来て11か月、大手電力会社内定を掴む!

新横浜の就労移行支援事業所、JESD(ジェスド)新横浜のサービス管理責任者、杉崎です。

2017年5月、ちょうど私と同時期にJESD新横浜の利用を開始した50代男性のSさん。

この度、大手電力会社に内定をいただくことが出来ました。

利用開始から内定までの経緯を語っていただきます。

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JESDに通所するまで

サビ管:「JESDにいらっしゃるまでのお話しを伺えますか?」

 

Sさん:「今から12年程前にうつ病を発症し、約3年間不眠や疲労の症状に悩まされました。一旦は完治しましたが5年程前に再発、今度はなかなか治らなくなりました。前社で仕事が続けられなくなり退職。その後体調を悪化させてしまい、1年程入院していました。」

 

就労移行支援事業所を選んだわけ

サビ管:「大変な思いをされていたんですね…そんな中で就労移行支援事業所をお使いになりたいと思ったのは?」

 

Sさん:「入院期間中に、就労継続支援や就労移行支援という福祉サービスがあることを知り、退院してから利用してみようと思いました。退院後は生活リズムを付けて、自宅から通って作業をする事を目的に、まずは就労継続支援B型を利用しました。B型事業所を週5日・1日6時間継続して利用できるようになり、次は就職することを目指して、就労移行支援を利用することにしたんです。」

 

サビ管:「最初は就労継続支援B型を利用されていたんですね。就労を視野に入れて着実に前進、というお気持ちが伝わります。」

 

JESDをお選びになった理由

サビ管:「横浜市はたくさんの事業所がありますが、なぜJESDを?」

 

Sさん:「おっしゃる通り横浜市内だけでも沢山あるので、正直言ってどこに通うのが良いか迷いました。入院期間中は働けないことを理由に雇用保険が貰えなかったのですが、B型事業所に通っている途中で、主治医から勤務可能という意見書を頂いてハローワークに提出し、雇用保険が貰えるようになりました。ハローワークに通っていた時、置いてあったチラシで初めてJESD新横浜を知りました。」

 

サビ管:「なるほど。他事業所のパンフレットもあったのでは?」

 

Sさん:「ありましたね。幾つか他も見学・体験して、事業所が違うと支援内容もかなり違うことを感じました。JESDは資格取得を奨励していて、比較的自由に自分の裁量で行うべき課題が決められるところが良かったです。」

 

JESDでの日々 体調管理について

サビ管:「JESDご利用中はどのような訓練をなさっていましたか?」

 

Sさん:「まずJESDではセルフケアシートといって、自分の体調を来所時と帰宅時に二回つけるんです。これで自分自身の状態把握や理解が進みます。」

 

サビ管:「一日二回もめんどくさいとお感じになられたことは?あ…ご遠慮なく。笑」

 

Sさん:「それは思いませんでした。ただ最初の頃は何となくつけていたように思います。でも今は就労を目前にあらためて必要性を感じています。だから備考欄の使い方もより工夫出来るようになりました。」

 

サビ管:「不調な場合は、何が原因で、それにどう対処し、必要な場合に報告出来るか、にこだわって支援させていただきましたので、とても嬉しいお言葉です。」

 

Sさん:「自分もかなり言われました。でもそれは就労後に会社に配慮を求めやすくなること、報告することでコミュニケーションが生まれて、結果長く勤められることに繋がるからだと理解しています。」

 

サビ管:「おっしゃる通りです。」

 

資格取得に向けて

サビ管:「Sさんと言えば、資格取得というイメージがありますが。」

 

Sさん:「そうですね。まず入ったばかりの時は、再就職先で使えれば、と工業英検の学習に取り掛かりました。」

 

サビ管:「恥ずかしながら、人生初のワードで頭の中は???でした。」

 

Sさん:「専門性の高い資格ですからね。結果準二級と二級の合格に至りましたが、二級になると難易度がグッとあがるので、正直難しいかなと思って不安でした。」

難関な工業英検準2級に一発合格!!

 

サビ管:「まだまだこれだけでは終わらなかったですよね。」

 

Sさん:「はい。JESDを利用中、前職のような専門職の求人はなかなか出ないことが判ってきました。そこでパソコンスキルを活かす事務職も視野に入れようと。」

 

サビ管:「プロフェッショナルなお仕事でしたからね。」

 

Sさん:「事務職だと、どうしてもパソコンスキルは必須で、自分はずっと仕事で使っていたのでそこは心配ないかなと思ってました。でも支援員に資格は証明になると背中を押され、学習を始めました。」

6か月で4つの資格を取得!?

 

サビ管:「あれよあれよという間で、度肝を抜かれました!」

 

Sさん:「自分でも頑張ったなと思います。笑」

 

交流会への参加

サビ管:「なかなか大変な中で、リフレッシュできることってありましたか?」

 

Sさん:「んーそうですね。JESDでの月1交流会は結構楽しい時間になりました。振り返るとすべて参加しましたかね。普段はみなさん黙々と課題に取り組まれていますから、お話しする機会ってそんなになくて。作業や昼食時にはその分会話も弾み、最初は聞いてるだけでしたけどそのうち自然と親しくなっていく、それが良かったなぁと。」

 

サビ管:「私の中で一番印象深いのは、事業所内で行ったレクの絵スチャーゲームでSさんが気になった、ドラえもんの絵でした。」

 

Sさん:「あれは自分でも出来が良かったと思います。笑」

 

サビ管:「絵は苦手だとおっしゃっていたのはご謙遜だったんですね。後日着用されたネクタイも印象的でしたよ。よーく拝見したら柄がドラえもんだったという。笑 そんなお茶目な一面をお持ちなんだと、今まで以上に親近感がわきました。」

 

Sさん:「お恥ずかしい限りです。笑」

 

サビ管:「紅茶を飲みながら、プルトニウムとウランについてご講義いただきましたよね。『私を小学生だと思って教えて下さい』と。」

 

Sさん:「ありましたね。その時教えるのが上手だとおっしゃっていただいたのを覚えています。」

 

就活のご様子

サビ管:「就活はどのように始められたのですか?」

 

Sさん:「まずは希望していた事務職を中心に、インターネットやハローワークを通じ、障害者枠で求人を探しました。幾つかのサイトで、履歴書や職務経歴書などに相当する個人情報を登録して応募してみました。あるサイトでは、応募する前に28社ほどに問い合わせましたが、問い合わせの段階で全て終了のメッセージがありました。また別のサイトでは4社に応募しましたが、全て不採用。就職フェスタという合同企業面談会が東京都内で開催され、それに支援員同行の元、出席したこともありました。履歴書と職務経歴書を持参して8社に面接させて頂きましたが、結果はまたもや全て不採用でした。ハローワークでは、4社ほど書類選考か面接の機会を与えて頂きましたが、いずれも不採用でした。」

 

サビ菅:「不採用が続く理由を考えるにあたり、職種の検討や履歴書、職務経歴書の見直しや面接や応対、セルフケアについても話し合いましたね。」

 

Sさん:「はい。それにしても不採用通知が届く度に落ち込みました…。就労支援員には『年齢と同じ数だけ受けると言われている現状がありますよ』と言われ、まだ序の口かと思う反面、一体いつになったら就職が決まるのかと本当に焦りました。それでも『不採用になったからといって自分を否定された訳では無い』と励まされ、なんとか前に進みました。」

 

サビ菅「内定までの経緯について教えて下さい。」

 

Sさん:「はい。支援員から求人の紹介を受けました。内容も希望するものだったし、何より大手でしたからね。ただ通勤場所について少し不安があったので、お時間をいただき返事をしました。」

 

サビ管:「こちらの大手電力会社様とは前職で関係があったようでしたね。」

 

Sさん:「えぇ、本社には何度か足を運んでいたので親しみもありましたし、イメージしやすかったです。」

 

サビ管:「電気系統に強く、パソコンスキルもお持ちで実直なSさんにピッタリな求人だと、支援員全員で応援させていただきました。」

 

Sさん:「ありがとうございます。いろんな求人を見ては書類を応募し、ご縁がないという日々が続きましたので、今回のお話しは大変嬉しかったです。そして晴れて内定をいただき、心底ホッとしております。」

 

サビ管:「Sさんのご苦労が実を結ぶ結果となったことを支援員一同、心からお祝い申し上げます。」

 

これから就活のみなさんへ

Sさん:「まずは職種や条件をあまり狭めずに、仕事選びをしたらよいかもしれません。最初のころ、私は前職の原子力関連の仕事を探しておりましたが、障害者雇用はもちろんのこと、そもそも専門職の求人に出会えなかったですからね。」

 

サビ管:「なるほど。」

 

Sさん:「ほかには面接の練習の際に痛感したんですけど、やっぱり自分の障害についてきちんと理解してそれを伝えられるようになることが大事です。面接では嫌というほど聞かれますから。そしてセルフケアですかね。JESDで毎日二回行っていますけど、自分のことをきちんと理解できるように利用しないともったいないと思います。」

 

サビ菅:「面接で必ず聞かれるということは、それだけ企業は必要なことだと考えている、ということですもんね。」

 

最後に一言

Sさん:「就労後の定着支援のために、内定をいただいた会社に支援員と一緒に面談に行きました。そこで自分が困ったとき、あるいは企業側が困ったときにJESDの支援員がサポートしてくれることがわかりました。最初は緊張して疲れもたまり、それでいてまだ職場に不安ごとを話すのはなかなか大変だろうという支援員の配慮のもと、入社後二週間目に、上司と自分とJESDで面談してもらうことになりました。一人で就活し、内定をいただいたとしても誰も手助けしてくれません。そういう意味でも就労移行支援事業所を利用して正解だったと思います。」

 

サビ菅:「Sさんのご様子をずっと見てきた者としては、つい頑張りすぎる傾向がある方なので、早い段階での面談がよいのではとご提案させていただきました。」

 

Sさん:「ありがとうございます。業務についての不安などは正直始まってみないと何とも言えませんが、何かあってもJESDがついていると思うと気が楽になりました。」

 

サビ菅:「こちらこそよろしくお願いします。非常に配慮していただける職場でこちらも安心してSさんを送り出せます。今後は長く勤めていただけるよう、支援員一同、引き続きご支援させていただきます。」

 

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決して簡単とは言えない道のりだったSさん。

苦しみながらようやく手に入れた「内定」という重みを、今誰よりも実感されていることでしょう。

就活の壁には阻まれている方にとって、このブログは身につまされるものがあるかもしれません。

今以上にSさんの今後をしっかりと支援していきます。

Sさん、本当におめでとうございます。

 

JESDでは利用者の皆さんの「やりたい」を大切にします。

そして利用者お一人お一人に適切な支援や職種を一緒に見つけて参ります。

そして就職後も安心して働き続けられるよう、これからも充実サポートであなたを支えます。

 

※ブログ内の写真及び文章に関しましては、 ご本人同意のもと掲載させていただいております。

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