JESD 日本うつ病就労移行支援協会

就労継続支援A型で勤務経験を経て、就労継続支援を利用された利用者様が不動産企業の営業事務職へ就職が決まりました。パソコンスキル0からスタートし、就労を勝ち取るまでの経緯をお伺いしました。

2018-05-10

パソコンスキルをゼロから身につけ、不動産企業の営業事務職へ就職!

皆様こんにちは!!

就労移行支援事業所JESD横浜、サービス管理責任者の西東(サイトウ)です。

 

早いもので新年度となり1か月半程が経ちました!

嬉しいかな、寂しいかな、新年度4人目の卒業生となります。

 

不動産企業の営業事務職で働き始めたOさんに話を伺っていきたいと思います。

 

JESDに通所するまで

 

OさんはJESD横浜を利用する以前は障害福祉サービスの1つである就労継続A型事業所でお仕事をされてきましたが、どのような過程で就労移行支援のことを知ったのでしょうか?

 

「私は10年前にうつ病を発症しました。家庭内のことが原因でしたが、家からの外出ができなくなりました。その時に何か家でできることはないかと考え、趣味だったフラワーアレンジメントをしていました。」

 

「子どもが大学生になるのを機に仕事をしようと思い、求人情報を見ていました。自宅の近くでのパートタイムの仕事を見ていましたが、ハローワークの求人をウェブで検索していると就労継続A型事業所の求人が目に入りました。福祉サービスでの就職であれば色々な面で働きやすいのではないかと思い、すぐにその求人に応募し、面接を受け、働き始めることができました。」

 

「仕事の内容は一般的な事務職の内容でしたが、パソコンが不得意な私には業務が難しく感じました。前職を辞めてからのブランクもあったことや慣れない仕事だったことから体調にも影響し、3か月ほどで退職をすることにしました。」

 

「ただ、その就労継続A型の事業所で就労移行支援について知るきっかけがありました。パソコンが不得意でスキルをつけたかったこと、体調や体力に自信がなかったため就労移行支援事業所に通所して、まずは自分の環境面を整えたいと思ったことから見学に回ることとなりました。」

 

就労継続A型はハローワークで、就労移行支援はお仕事をされていた事業所で知ることとなったのですね。

就労継続A形での業務は厳しかったのかもしれませんが、何か他の仕事で、例えば趣味のお花関係の仕事に就こうとは考えられなかったのですか?

 

「当時は週20時間働くのもきついと感じでいました。体調面での不安もあって就職は考えることができませんでした。ブランクが空いていたことで分からなかったのですが、今仕事に就きたいと思ったときにはパソコンができることが大切なんだと思うことにもなりました。それは就労継続A型で仕事をしているときに支援員さんに言われた言葉でもありました。それもあって「仕事」ではなく「就労移行支援」を選ぼうと思いました。」

 

JESD横浜を選んだ理由

 

就労移行支援への通所を考えられいくつか見学や体験に行ったと初回アセスメントの時でしたっけ?お聞きしましたね。

その中でJESD横浜を選ばれたのはどうしてだったんでしょう?

 

「見学や体験の時にアットホームな雰囲気でみんなが仲良く会話をしていたり、お昼ご飯を食べていたので仲間に入れていただけそうな気がしました。」

 

「私が就労移行支援に通う目的は決まっていました。パソコンスキルをつけることや体調面を整えることだったんですが、JESDでは個別支援型でパソコンスキルを伸ばしていくことができ資格取得することができること、セルフケアシートや小まめな面談を通して体調管理ができることが大きかったです。」

 

Oさんがご利用を開始された当初はJESD横浜も開所したばかりの時でご利用者の数も少なく寂しいときでしたね。少ない人数ながらも事業所の雰囲気や日々の訓練・学習については力を入れたいと考えていました。

 

「通所する前は週20時間ですらきついと感じていたのに、通所を始めたことで目的を持ったら意識が変わりました。私の中で変わったものがあったことで週20時間どころか毎日の通所が苦じゃなくなり、日々パソコンをしてできることが増えていくのを楽しく感じました。」

 

利用開始当初に話をされていたペースとは大きく変わりましたね。

就労移行支援は抽象的にはなってしまいますが、「安定した就労」を目指すために通所する事業所となっています。

何のために通所するのか「目的意識」を持つことで通所して学ぶ内容だったり、通所する頻度だったりは変わるものです。Oさんはその意識を強くお持ちだったことが日々の訓練に集中して向かうことでき、就職を引き寄せることができたんだと考えています。

 

 

JESDでの支援

 

JESDではどのような支援を受けられましたのでしょうか?

 

「エクセルの勉強では理解できるようになるまで何度も何度も同じところを教えていただいたり、私の苦手なところを克服するための練習問題を作ってもらいました。問題もただ解くだけではなく必ず振り返りをしてくれたので分かりやすく学ぶことができました。」

 

「通っている中でメンタルの浮き沈みを感じたこともありました。面談で傾聴をしていただいたり、悩んでいるときには答えはくれなくともヒントをくれたりと支援をしていただきました。支援員の皆さん全員がそのような支援体制をとってくださるので、とても心強かったです。」

 

エクセルだけではなく、ワードや、メールソフトの使い方など、日々の支援の中で細かくやってきましたね。パソコンだけだと目が疲れしまうとのことから、途中からは個別支援計画を見直して、パソコンと秘書検定学習との2本立てで日々の訓練を進め、資格取得といった形で成果にもしてきました。

 

Oさんといえば、主体的に運営された講座もありましたね。

 

「趣味でやっていたフラワーアレンジメントを講座という形で開催もしていただきました。皆さんを巻き込みながら開催するため、私自身が中心となって、どのように企画をするか、予算を立てるか、当日の進行をしていくかを考えました。」

 

「皆さんの作品が完成して笑顔を見た時には、趣味と思っていたフラワーアレンジメントで社会に出る自信のようなものがつきました。形は違えどもこれからの仕事で人に教えることが出たときにも安心して丁寧に伝えていくことができると思います。」

 

 

JESDでの思い出

 

JESDを約9か月間ご利用されました。長いと感じるか、短いと感じるかは人それぞれであるとは思いますが、Oさんにとってはいかがでしたでしょうか。

何か思い出というかJESDならではのエピソードみたいなものはありますか?

 

「JESDでの日々はあっという間だったように感じています。年末に事業所で年越しそばとおにぎりを作って食べたのは楽しかった思い出で一番に思い出しました。」

 

「パソコンの学習は私は学んでも忘れることが多かったので、マンツーマンで時間をかけて教えていただきました。私の弱点の部分を重点的に学べるような支援員さん手作りの課題を作ってもらい、それを解いた後には振り返りにも時間を割いてもらいました。それがあったからこそ出来ないが出来るに変わって自身がついたんだと思います。」

 

日々の学習や訓練にはメリハリが必要だと考えています。

年末の年越しそばのイベント等も一見お遊びのように感じることもあるかもしれませんが、そこにはJESDならではのSST(ソーシャルスキルトレーニング)が隠されています。

それが先ほどのフラワーアレンジメントにも隠されていたんですね。

 

逆に辛かった思い出はありましたか?

 

「過去に卒業していった人も言っていましたが、就職が決まるかどうか連絡を待っていた時が苦しかったです。いずれは必ず結果が出るものだとは分かってはいましたが、良い結果にしても悪い結果にしても待ち遠しくて待つのがしんどいと思いました。」

 

書類を送った後、面接を受けた後のドキドキは楽しさも苦しさも半々なのかもしれませんね。私も転職活動をしたことがありましたのでその気持ちは分かりますよ!

 

就職活動について

 

日々の訓練をこなしていくことで就職への不安感を無くし、いざ就職活動へと移っていきましたが、どのように就職活動をされましたか?

 

「初めはJESDで支援員になりたいと思っていました。JESD横浜で支援員をしている渡邉さんのように私自身の経験を当事者として他者に伝えることができれば救われる人もいるんじゃないかと思って。ただ日々の支援の中でパソコンを教えるというのは私には難しいと感じました。私自身が仕事の中でパソコンを使う分には十分にできるだけのスキルを身に着けることができましたが、教えるとなると別の話でスキル不足を痛感しました。」

 

「就職活動についてはいきなり本番となると厳しいと思っていたので徐々に馴らしていこうと思い、まずは2月にあったハローワーク主催の合同説明会に行き、本番の雰囲気を見てきました。それから障害者雇用の履歴書や経歴書を自己分析しながら1週間かけて作成しました。」

 

「作成してからは時短社員での就職を希望していいたため、パートタイムや契約社員での雇用を探すことにしました。その中で事業所に掲示されていた就職合同面接会に参加し、2社の面接を受けさせていただきました。そのうち1社より書類選考、面接を経て内定をいただきました。」

 

就職活動を始めようと思ったタイミングから就職内定まではあっという間でしたね。もともとの持ち前のものや日々の学習や訓練が活かされたからでしょうか、私たちも自信をもって就職活動に臨むことができました。

 

 

これからの目標

 

これから仕事をしていく上での目標はありますか?

 

「体調を整えながら仕事を長く続けていきたいと思っています。そのためにもJESDで日々つけてきたセルフケアシートは就職先でもチェックをしていきます。体調やメンタルで不調が起きると自分の面倒が自分で見れなくなってしまうので、そのためにもセルフケアシートが大切でこれからも続けていきます。」

 

「就職先は正社員登用制度があります。面接のときにも長く勤めたいこととキャリアを築いていきたいことを伝えました。正社員登用への道を考えながら長く仕事を続けていきたいので、まずは体調、次は仕事で必要な勉強を今までのように深めていきたいと思います。」

 

これから長く活躍していくためにも体調管理が重要です。安定して勤めていくためにもセルフケアシートをこれからもつけることで体調管理をしていただければと思います。

またOさんの思いにあるように、正社員登用へのチャンスもあります。

JESDで日々訓練をしてきたことを土台として、就業先で活躍することで希望を叶えることができます。そのチャンスをぜひ掴んでもらいたいと思います。その支援は今後も定着支援でさせていただきますね。

 

JESDや読者へのメッセージ

 

何か一言皆様に向けてメッセージをいただけますか。

 

「JESDは卒業しますが、こちらで学んだ勉強の方法や人間関係を円滑にする心構えなど大切なものを職場で活かしたいと思います。皆様も是非JESDでの個々の貴重な経験を増やしてください。私にはそれが職場で生きるものだと確信しています。」

 

温かいメッセージをありがとうございます。

私たちもJESDの経験が皆様のこれからの活きるように日々の支援を大切にしていきたいと思います。

 

 

今回は不動産会社に就職をしたOさんの声を聴いてみましたが、いかがでしたでしょうか?

 

JESDを利用されるまでに就労継続A型の事業所を利用されパソコンスキルの未熟さを感じられました。

ご利用を開始された時には簡単な操作しかできなかったOさんですが、就職に必要なパソコンスキルを身に着け、見事就職を勝ち取りました。

これからは目標としている正社員登用に向けて、キャリアを深めるために、長く活躍するための支援をさせていただきます!

 

 

JESDでは一人ひとり悩まれていることや目指したいものに真剣に向き合い、今を、未来を明るいものにするための支援をさせていただきます。

 

ご興味がある方はどうぞ、お気軽にお問い合わせください。

 

【横浜市指定 就労移行支援事業所】

JESD横浜 日本うつ病就労移行支援協会

住所 横浜市神奈川区鶴屋町3-30-8 SYビル4F
TEL 045-313-2220
MAIL  yokohama@jesd.jp

(お問い合わせ受付時間 10時から18時まで 土日祝は休み)

f:id:jesd_yokohama:20170925175528j:plain