JESD 日本うつ病就労移行支援協会

綜合エンジニアリング企業内定者の方に、就労移行支援事業所を知ったきっかけ、JESDで学んだこと、支援員との日々、内定までを振り返って、これから就労を目指す人へのアドバイスなどを伺いました。

2018-03-12

就労移行支援を利用してわずか3か月半、総合エンジニアリング企業に内定!

就労移行支援事業所JESD横浜、サービス管理責任者の西東(サイトウ)です。

桜のつぼみが段々と大きくなり、お花見が楽しみな時期になってきました。

そんな桜の開花を前に、JESD横浜からは3人目の卒業生が!!

では本日は総合エンジニアリング企業M株式会社に就職が控えるYさんにインタビューをしていきたいと思います。

就労移行支援事業所を知ったきっかけ

障害福祉サービスの1つである「就労移行支援事業所」を知ったきっかけは何だったのでしょうか?

「前職を退職してからハローワークに通いながら就職活動を続けていましたがなかなかうまくいきませんでした。昨年の10月にあった横浜市障害者合同面接会で2つの事業所からパンフレットをもらったことがきっかけで就労移行支援というサービスを知ることができました。」

「家に帰ってパンフレットを見てみると1度見に行ってみよう。困っていることを相談してみようという気持ちになり、パンフレットをくれた2つのところに見学に行ってみることにしたのがきっかけでした。」

実際に就労移行支援事業所に見学や体験に行ってみていかがでした?

「支援員の方の対応をより親身になってくる、力になってくれると思ったのがJESDでした。見学の時でぼんやりとしか覚えていないけど、もう1つのところに行ったときはただ話を聞いてくれるだけでした。JESDは話を聞いてくれるだけでなく、これからどうしていけば良いか、どんな形で力になってくれるかをその場で考えて筋道を立てて話してくれました。その対応に心を動かされたのだと思います。」

私たち支援員は受容や傾聴といった話を聞くことを大切にしています。同時に助言や提案押し付けではなく導いていくことが必要だと考えています。

Yさんにとって心を動かす支援員との出会いがあったからこそ、この短期間で充実した訓練と、希望した職種への就職へと繋がりましたね。

JESDで学んだこと

Yさんはご経歴でも長かった事務職をご希望とされ、JESDをご利用されることになりましたが、日々の訓練ではどのようなことを学ばれてきたのでしょうか?

「これまでCADでパターン設計をしてきたり、データ入力などの事務職をしてきたことがあったのでパソコンの操作は得意だと思っていました。あっという間に必要なスキルを身に着けて就職できると思っていました。JESDで課題をやってみると知らなかったことが多く、自分のやってきたことは型にはまったものを入力してきただけで、仕事で求められる事務能力やパソコンスキルではなかったことに気づきました。それからは基本的なパソコンスキルをつけるためMOS検定取得を考え始めていきました。」

「同時並行で就職に必要な応募書類や面接対策やマナー対策を個別で集中的に支援員の方にはやってもらいました。JESDに通うまで一人で就職活動してきたことを見直さないといけないことだらけで目からうろこが落ちるようでした。面接練習や面接に同行をしてもらった後の振り返りの言葉は厳しくて辛くもなったけど、それを乗り越えられたから今があると思っています。」

面接練習や企業へ面接に行った後の振り返りには力を入れて乗り越えてきましたね。

振り返りではY様の良さを引き出すために厳しい言葉をかけることもありましたけど、前向きに捉え次に活かして下さったことがあっという間に成果へと繋がりました。

「今思うとJESDに通い始めたことはスロースターターだったなぁと思っています。支援員の方からは心配をされ、もう少し学習を重ねてからと声をかけられたけど、面接のブランクを空けたくないと思って受けて通所してすぐに1社面接を受けました。今思えば当然の不採用の結果だったと納得していますが、それがあって火が付きました。」

「MOS検定への学習や、学んでいることをどう仕事に活かしていくのか、就職面接のためと自分事として考えて集中することが出来ました。」

Yさんのその気持ちの変化が本当に大切だったと思っています。それがあったからこそ集中力が高まったり、その集中がより持続したと思いますし、それが内定という見える形で成果に繋がったことで、より今後への自信にもなったのではないでしょうか。

就労移行支援 精神障がい 就職

支援員との日々

思い出というと学生時代の卒業式みたいになってもしまいますが、Yさんの中でJESDに通所しての思い出、日々を振り返ってみるといかがでしょうか。

「僕がJESDに通ったのは12月からなので約3ヶ月半でした。初めのころはExcelやWordの基本操作や応用操作が難しく戸惑うことがあり、支援員の方を何度も呼びながら助けてもらいました。段々と出来るようになると支援員の方の力を借りずに自分で進めることができるようになりました。」

「JESDでは仕事をイメージした訓練ができました。支援員の方は最初は手厚く教えてくれます。良い意味で段々と支援員を頼らずに自分で考えて調べて出来るようにしてくれました。これが仕事で必要なことなんだと今になっては考え行動できるようになりました。」

「支援員の方は困っているときに助けに来てくれることや助言をくれるタイミングが絶妙でした。特に企業へ面接を受けに行った後にする振り返りが思い出に残っていますが、本当に僕のことを思って良いことも悪いことも言ってくれるから、自分の就職のこともそうですが支援員の方に頑張ってることをしっかりと見せたいとも思いました。僕だけじゃなく、他に支援を受けている人を見ていても、嫌な気持ちにさせず良い部分を引き出すのが上手だなと感心します。」

強弱をつけながら支援をすることは難しいことで、私たち支援員も毎日が勉強とPDCAの繰り返しです。

Yさんにとって、そしてJESDを利用されるご利用者にとって何が就職に対しての不安や問題となっているのか、その問題を解決していくためのプロセスと、いざ就職した後に安定して働いていくためには何が必要なのかを常に考えた結果と支援が、ご利用者に対しての明るい未来へと繋がっていくのだと考えています。

「JESDへの通所は毎日が楽しかったです。こんな言い方をするのは失礼かもしれませんが、他の利用者さんも含めてメンバーに恵まれていたと思います。日々の学習のことや就職のこと、障害のことや何気ない雑談など話せる人が多かったし、後ろ向きにならずにいれたことは大きかったなと思います。」

JESDの環境を作るのは支援員の責務ですが、ご利用者の顔ぶれによって事業所の雰囲気が良くも悪くも変わっていくのも事実です。

就職をしてその企業で報連相や適切なコミュニケーションを図っていくためには、まずは事業所内で他者と円滑に会話が出来ることは必要かもしれません。

必ず全てのご利用者と話すことや関係を築く必要はないと思いますが、「通所している」、「訓練している」のだから、訓練としてどのように捉えていくかは重要かもしれないですね。

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内定までを振り返って

Yさんは2月にあった横浜市の合同面接会で面接を受けた企業から内定を得ました。

JESDに通所してからの就職活動では応募した3社のうちから早々に内定を得ることとなりましたが、振り返ってみていかがでしょうか。

「さっき話した最初の1社は面接のブランクを開けないために練習感覚で受けたので、自分の中ではカウントはしたくないんですが・・・合同面接会で内定を得ることが出来たのは今までの就職活動の中では初めてでした。過去には数回合同面接会で面接を受けてきましたが手応えを感じることはできなかったです。でも今回はJESDに通って色んな訓練を受けたことが自分の自信へと繋がり、何かが変わっていたんだと思います。面接の時に支援員の方が横にいて安心させてくれたことも良かったです。」

「合同面接会では内定をもらい4月には働き始めることを考えて面接に臨みました。でも内定をもらったから言えることだと、就職まで少し早かったかなと思ってしまう自分もいます。Excelの応用的な使い方をもっと学んで就職したところで自分の手で新しいものを生み出したいと考えたからかもしれません。」

「支援員の方も日々勉強の連続だと面談の時に言っていました。JESDで学習したことはそこで終わりにせずに、仕事をしながらも勉強をしていくことで自分を変えていかなきゃいけない気持ちになっています。ただ仕事をしていくだけじゃなく、仕事をしながら自分の生活だったりキャリアを考えることが安定して長く働いていくために必要なんだと思います。」

ご利用されて3か月半で就職先を決め卒業されるのは早いです。Yさんの中での心の変化があったからこそ、就職に向けて濃い日々を過ごせた成果として現れました。

早かったからと言って就職に必要な訓練が出来ていなかったと言われればそうではありません。Yさんの今までの経験や経歴、小まめな面談の中で課題だったことは明確でしたし、それは日々の訓練を重ねることでクリアできていました。

ただこれからも様々な壁にぶつかることになると思いますので、そこはYさんはJESDで積み重ねた経験を糧にして、時には支援員と連携しながら乗り越えていければ良いのではないでしょうか。

就職する企業ではどんなキャリアを思い描いていますか?

「前職からブランクが空いてしまっているため初めは時短社員からとなりますが、3か月後にはフルタイムへと変えていきたいです。そのために仕事のストレスを発散できるような生活習慣をJESDでやっていたセルフケアプログラムを使いながら見直したり、仕事の内容をしっかり覚えていきたいと思います。」

「そしてこれからも障害者雇用を続けていく企業だと思うので、僕の後から入ってくる人達に対して良い働きかけが出来るようになりたいと思います。これまでの経験では人に教えたり指導してきたこともありましたし、人に仕事を教えることも嫌いじゃないです。企業から僕が1人の人として必要、その会社になくてはならない存在だと言われるようになるのが今の目標です。」

目標があることで仕事への姿勢も今までとは全く違ったものになるのではないでしょうか。

Yさんには「お兄ちゃん」のようなほんわかした優しい雰囲気があります。その強みを最大限に活かすことで企業にとって必要不可欠な人材となり活躍できることを楽しみにしています!

JESDの仲間、就労移行支援事業所の利用を考えている人に向けて

一緒に訓練をしてきた仲間に、また就労移行支援事業所への通所を考えられている方に対して何かメッセージをお願いできませんか。

「僕はJESDに通うときには何がしたいか、どんなところに就職をしたいかは決まっていました。でも全ての人がそうではないと思います。やりたいことが見つからないのであっても支援員の方に話すことで何か糸口を見つけることができるかもしれません。それ位JESDの支援員の方は頼りにできます。支援員の方は僕よりも年下だけど、言ってくれたことは自分のためだと素直に聞き入れることもできました。」

「たくさん相談してください。たくさん悩んでください。たくさん勉強してください。その先にあるのはきっと楽しい未来だと思います!」

温かい言葉をありがとうございます。

就職のこと、生活のこと、体調のこと、様々なことで悩みを抱え、支援を必要とされる方がいらっしゃいます。

その方々に対して支援員の押し付けではなく「思い」や「希望」を引き出し、導くことが出来る支援をこれからも続けていきたいと考えています。

障害 事務 学習

今回は卒業を控えるYさんにお話をお聞きしました。

YさんはJESDを卒業され新しい環境へと一歩を踏み出します。

JESDを利用したことがきっかけとなり日々の学習やこれからの仕事に対しての姿勢や思考が変わりました。

これからの環境でもこの考えを大切にして活躍していただきたいと考えています。

JESDでは一人ひとり悩まれていることや目指したいものに真剣に向き合い、今を、未来を明るいものにする支援をさせていただきます。

ご興味がある方はどうぞ、お気軽にお問合せ、見学などお越しください。

【横浜市指定 就労移行支援事業所】

JESD横浜 日本うつ病就労移行支援協会

住所 横浜市神奈川区鶴屋町3-30-8 SYビル4F
TEL 045-313-2220
MAIL  yokohama@jesd.jp

(お問い合わせ受付時間 10時から18時まで 土日祝は休み)

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